今年のミニトマトは、これまでとまるで違いました。びっくりするほど、よく育ったのです。
ところが、喜んだのも束の間。実の先っちょが、次々と黒くなっていきました。
毎年5個しか採れなかった私が「アイコ」に出会う

我が家のベランダでは、ゴーヤ、シソ、ローズマリー、バジル、ミニトマトを育てています。熱心に世話をするわけでもなく、水をやって、伸びていれば喜んで、少し実がなればうれしい。その程度の、のんびりした菜園です。
ただ、ミニトマトだけは毎年うまくいきませんでした。150円の苗を買っても、収穫できるのは多くて5個。毎年そんな調子でした。
そんな話を花屋のおじさんにしたところ、「これは丈夫だよ、育つよ」と勧めてくれたのが、「アイコ」という品種でした。半信半疑で買って帰ったのですが、これがびっくりするほど伸びたのです。
喜んでいたら、実の先が黒くなってきた

房にたくさんの実がついて、色づき始めて、今年こそはと期待していました。
ところが、実の先っちょが黒くなって、食べられない状態のものが出てきました。ひどいものは黒くなったまま落ちてしまいます。育ちのよい実ほど、先が真っ黒になっていて、とても食べられそうにありません。
楽しみにしていた分、がっかり感は大きかったです。
水が足りないのかと思って、たっぷりあげていました

トマトの苗は、びっくりするほど水を吸います。だから水分不足なのだろうと思い、朝も晩もたっぷりと水をあげていました。
でも、状態はいっこうに良くなりません。せっかく実がなっても、次から次へと先が黒くなっていきます。
調べてみたら、カルシウム不足でした
これはさすがに何かおかしいと思い、YouTubeで調べてみました。すると、原因がはっきり分かりました。「尻腐れ」といって、カルシウム不足で起こる症状だったのです。

実がなる植物は、実が育てば育つほど栄養を使います。枝が伸びれば、そちらにも栄養が取られてしまう。だから下のほうの枝は切っていかなければいけないのだそうです。
私はそんなことをまったく知らず、枝が伸びれば伸びるほど「よく育っているわ」と喜んでいました。栄養が分散していることに、まるで気づいていなかったのです。
ちなみに、私自身もカルシウム不足を気にしている年齢です。トマトと一緒だったとは、なんだかおかしくなってしまいました。
卵の殻を、お酢に溶かしてみました
本来は、植える前に土に石灰を混ぜてカルシウムを多めにしておくのが正しいやり方だそうです。でも、それはもう間に合いません。
そこで見つけたのが、応急処置のやり方でした。卵の殻をお酢に漬けて、カルシウムを溶かし出し、それを薄めて霧吹きで葉や茎に吹きかけるという方法です。

家にあるもので全部できるので、さっそくやってみることにしました。卵の殻をお酢に漬けるなんて、生まれて初めての作業です。
硬いはずの殻が、お酢に入れるとあっという間に形が崩れて、ふわふわになっていきます。しゅわしゅわと泡が出て、殻が溶けていく様子を、思わずじっと観察してしまいました。ああ、これがカルシウムが溶け出しているところなんだなと、理科の実験のようで面白かったです。
霧吹きで、せっせと吹きかけています

これを100倍から200倍に薄めて、霧吹きでトマトの葉や茎に吹きかけます。これが一番の応急処置なのだそうです。
私も早速、YouTubeで見た通りにやっています。気のせいかもしれませんが、実の先腐れが、少し防げているように思います。
150円の苗で、今のところ15個
今のところ、150円で買ったミニトマトから、15個ほど収穫できています。毎年5個だったことを思えば、大進歩です。
まだお花も咲いていますし、実もついています。
今年は収穫を数えられるくらい採れそうです。腐らせないように、カルシウムを補給してあげる必要がありますね。
まとめ・私もトマトもカルシウム不足でした
ベランダ菜園なんて、水をあげて、伸びていれば喜んで、実がなればうれしい。それだけの単純な作業だと思っていました。でも、ちゃんと理由があって、ちゃんと育て方があるのですね。
石灰を買い足すこともなく、家にあった卵の殻とお酢で何とかなったのも、私には気持ちのいいことでした。まだまだ時期が終わるまで、アイコには頑張ってもらいたいと思っています。
※育て方や効果には環境による差があります。あくまで我が家の体験談としてお読みください。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。


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