汗と涙の結晶だから・取扱説明書に赤マジックで日付と値段を書く理由

家事

先日、8年使った炊飯器の調子が悪くなって、次の機種を選んでいました。

取扱説明書の表紙に赤マジックで書いた購入日と価格

そのときに引っぱり出したのが、この取扱説明書です。表紙に、赤いマジックで大きくこう書いてあります。

「2018.1.6 ¥24,624 コジマ」

買った日と、値段と、お店の名前。8年前の私が書いたものです。

おかげで、今度買う機種の値段とすぐ比べることができました。8年前は24,624円。今回選んだ最新型は19,760円。性能は上がっているのに、値段は下がっていました。

こういう比べ方ができるのは、あのとき書いておいたからです。

なぜ、そこまでするのか

先に、いちばん言いたいことを書いておきます。

私たちは、自分で頑張って稼いだお金で物を買います。買ってしまうと忘れがちですが、あれは汗と涙の結晶なんです。

だから、買ったものは少しでも長く、大切に使いたい

そのための管理方法が、これなのです。整理が好きだからやっているのではありません。私にとっては、大切な節約方法です。

入れ物は、段ボールのファイルボックスひとつ

階段の上がり口に置いてある説明書の箱

最初は、きちんとファイリングしていました。

でも、だんだん量が増えて、続かなくなりました。バインダーに綴じるのが面倒になってしまったのです。

今は、段ボールのファイルボックスに、縦に放り込むだけです。ちょうど入るサイズのものを見つけたので、それをそのまま使っています。置き場所は、階段の上がり口です。

ずいぶん雑に見えると思います。実際、雑です。

クリアファイルではなく、ビニール袋に入れる

ビニール袋に入れて縦に並べた取扱説明書

ひとつだけ、こだわっていることがあります。

クリアファイルではなく、袋状のビニールポケットに入れること。

家電を買うと、説明書のほかにもいろいろ付いてきます。レシート、保証書、リサイクル券。クリアファイルだと、こういう小さいものが落ちてしまうのです。

袋なら、全部まとめて放り込んでおけます。溢れませんし、透明だから中身もわかります。

そしてもうひとつ。ビニールなので、摩擦がなくてスルスルと出せます。紙の説明書をそのまま重ねていたら、擦れて引っかかって、探しているうちに嫌になってしまいます。

炊飯器のポケットには、コジマのレシートも一緒に入っていました。見返してみたら、あのときケーブルクリップも一緒に買っていたことまで思い出しました。

ボールペンではなく、マジックで。しかも大きく

今回、8年ぶりに箱を漁ってみて、はっきりわかったことがあります。

ボールペンではダメです。マジックで、大きく書く。

理由は単純です。

老眼になるからです。

自分で書いておきながら、ボールペンの細い字は見えないのです。箱から引き出して、目を細めて、それでも読めない。これでは意味がありません。

8年後の自分は、今より目が悪くなっています。だから、8年後の自分に読めるように書いておく。それだけのことです。

今回、8年前に書いた赤マジックの字がすぐ読めたから、私はこうして記事を書けています。あのときボールペンで小さく書いていたら、読めませんでした。

冷蔵庫には、クレーン代も書いてあります

冷蔵庫の説明書に書いた本体価格とクレーン代

もうひとつ、お見せしたい記録があります。冷蔵庫の説明書です。

「2016.9.2(H28)コジマデンキ/134,264/クレーン 22,680/156,744」

我が家は鉄筋の狭小3階建てです。大型の冷蔵庫は、階段から入りません。だからクレーンで吊り上げて搬入してもらいました。その費用が22,680円。

本体だけなら134,264円。でも、実際に払ったのは156,744円です。

この2万2千円は、値札にはどこにも書いてありません。うちのような家に住んでいる人でないと、そもそも存在すら知らない金額です。

次に冷蔵庫を買うときは、この数字を最初から予算に入れておけます。書いておいてよかったと、心から思います。

年に2〜3回は、必ずこの箱を漁ります

こんなに雑に放り込んでいますが、必ず年に2〜3回はこの箱を漁ることになります。

ガスストーブが動かない。テレビの設定がわからない。プリンターの調子が悪い。そういうときに、引き出してくるのです。

無造作に入れてあるので、探すのに少し手間はかかります。それでも表紙に大きく日付が書いてあるので、だいたい時系列に並んでいます。だから、いつ頃買ったかを思い出せば、そのあたりを探せば見つかります。

ビニール袋に入っているから、引き出すのもスルスルです。すぐ探せて、ストレスなし。ここが大事なところだと思っています。探すのに苦労する仕組みは、結局続きませんから。

最近は「ネットで説明書が見られるから、紙は捨てちゃうよ」という人が増えました。実際、説明書が入っていない製品も多くなりました。

でも、ネットで探すには正確な機種名がわからないとたどり着けません。「うちの冷蔵庫、パナソニックの……なんだっけ」となったら、そこで止まってしまいます。

箱から引き出せば、表紙に全部書いてあります。それに、紙で見るほうが心地いいという作業も、正直あります。年齢のせいでしょうか。

「H」と書いていた頃は、令和が来るなんて

箱を開けて、少し可笑しかったことがあります。

古いものには「H30.10」と書いてあるのです。平成30年10月。東芝のCDクロックラジオ、4,000円。

あの頃の私は、令和という元号が来るなんて、思ってもいませんでした。平成がずっと続くつもりで「H」と書いていたわけです。

今は西暦で書くようにしています。

10年以上ためていると、こういうものまで記録に残ってしまうのですね。

まとめ・書いておくのは、未来の自分のため

やっていることは、たった3つです。

  • 説明書の表紙に、マジックで大きく「日付・値段・お店」を書く
  • レシートや保証書ごと、ビニール袋に放り込む
  • 段ボールに縦に立てるだけ。並べ替えはしない

これだけで、年に2〜3回、必ず助かります。

そして、いざ買い替えるときに「前はいくらだったか」がわかります。これが本当に大きいのです。前の値段を知らないまま新しいものを選ぶのは、比べる物差しを持たずに買い物をするようなものですから。

ちなみにこの箱を漁っていたら、ガスコンロを交換したときの見積書も出てきました。値段の記録だけでなく、そのとき何があったかまで、この箱には残っています。

新しい炊飯器が届いたら、また書きます。「2026.8 ¥19,760+送料490円」と、赤いマジックで、大きく。

8年後の私が、目を細めずに読めるように。


【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。

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