安物買いの”脛(すね)”失い・15,000円の靴で北海道2万歩を歩けた話

節約

いきなりですが、15,000円のウォーキングシューズを買いました。
昔の私なら、絶対に買わなかった値段です。
今日は、ケチだった私がこの靴にたどり着くまでの、痛い痛い授業料の話をします。

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「歩かなきゃ」が招いた、3ヶ月の脛痛

定年退職をして、仕事をしなくなって、運動量がガクンと減りました。
歩かなきゃ、歩かなきゃ、歩かなきゃ——そう思って、とにかく歩いていました。

年末の忘年会も、一駅ちょっとの距離を歩いて向かいました。
そうしたら見事に足を痛めまして。右足の脛(すね)が痛いまま、3ヶ月。骨や膝ではなく腱を痛めたので、外科ではなく整体で診てもらうことになりました(主治医の先生のところには湿布をもらいに行って、笑われました)。

整体は1回7,000円の自費。月1回で3ヶ月、湿布代も合わせて2万円以上
あとはYouTubeを見ながら、毎日ふくらはぎのマッサージ。高くつきました(泣)。

このとき履いていたのは、ネットで買った安いスニーカーでした。
まさに、安物買いの「脛」失いです。

スニーカー知識ゼロからの猛勉強

調べてみて分かりました。長時間歩くには、ちゃんとしたウォーキングシューズが必要だということ。そこからネットで猛勉強です。
なにしろスニーカーの知識がほぼゼロで、検索して最初に候補に出てきたのがエアジョーダン。あれはバスケットボールの靴だそうです(笑)。

もうひとつ、私には長年の悩みがありました。
靴選びでよく「幅広甲高(はばびろこうだか)」と言いますが、私は真逆。
足の幅が狭くて、薄いタイプなんです。新しい靴を買うと必ずくるぶしの下が擦れて靴擦れになり、バンドエイドが手放せない。そういう足です。

候補はマラソンの世界で有名な2つ、HOKA(ホカ)とブルックス。
決め手はYouTubeで見つけた情報でした。「ブルックスは細身にできている」
細い足の私には、この一言が刺さりました。

試着は店で、買うのはネットで

届いたブルックスの靴と青い箱

ネットの知識だけで買うのは怖いので、大型のスポーツ用品店に行って実物を試着し、メーカーの店にも足を運びました。

そして最終的に買ったのは、ネット。
理由は単純で、同じものなら、割引率が高くてポイントがつくほうが安いからです。
安いのが美徳だった時代は卒業しましたけど、「同じものなら安く買う」の節約魂は、今も健在です。

届いた日は、ちょっとした記念日気分で写真まで撮りました。
青い箱に「LET’S RUN THERE」。走りはしませんけどね(笑)。

見た目はほぼ同じ。足の裏は、雲泥の差

ブルックスと安いスニーカーを上から並べた比較写真

写真を見てください。
上がブルックス、下が例の安いスニーカー。
見た目は正直、あまり変わりません。お値段は10倍近く違うのに、です。

正直に言うと、最初に靴に足を入れた瞬間は、すごく変な違和感がありました。今まで安い服ばかり、安い靴ばかりで生きてきたせいでしょうか。「良いもの」の感触に、足のほうが慣れていないんです。でも、歩くうちに分かってきました。この感覚こそが、長い時間歩くための靴の感覚なんだと。

横から見たブルックス。靴底のカーブが分かる

ブルックスに決めた理由には、靴底の形状もあります。YouTubeに詳しい説明があったんです。安い靴に比べて底は厚く、つま先に向かってゆるくカーブした形。歩いてみるとこれが効いて、靴が足を蹴り出してくれるような感覚があり、一歩ごとに勝手に前へ進むよう。今まで靴を履いてきて、味わったことのない感覚でした。すっかり気に入っています。

 

ブルックスと安いスニーカーの靴底の比較

靴底を並べてみると、作りの違いは一目瞭然。足の裏の感覚は、まさに雲泥の差です。

その実力が証明されたのが、この間の北海道旅行です。3泊4日、1日2万歩。さすがに足は少し痛くなりましたが、歩き切れました。

前の安いスニーカーだったら、初日で脱落していたと思います。あの3ヶ月の脛痛が、また始まっていたかもしれません。

もうひとつ、嬉しい情報がありました。
この靴は中距離のマラソンにも使えるモデルなので、耐久性がかなり高いのだそうです。スニーカーなんて1年履いてぺしゃんこになったら終わりの消耗品——そう思って生きてきた私には、目から鱗でした。底が割れにくく、長く履けるなら、15,000円も1年あたりで考えればぐっとお手頃。まさに「良いものを、有効に使い倒す」です。

まとめ・15,000円の靴は、高いのか

計算してみます。安いスニーカーで痛めた足の治療代、2万円以上と3ヶ月の不自由。
ちゃんとしたウォーキングシューズ、15,000円。——どちらが高い買い物だったかは、もう明らかですよね。

お金を貯めていた時代の私は、「安いのが美徳」でした。その価値観で20年ローンも返したので、後悔はありません。でも61歳の今、価値観が変わってきました。足の筋力は年々変わる。だからこそ、体を支えるものには良いものを選んで、有効に使い倒す。

名誉のために言っておくと、あの安いスニーカーも壊れたわけではないので、今も現役です。近所の大型スーパーへの買い物や、短時間の外出には十分に重宝しています。
長く歩く日はブルックス、ちょっとそこまでは安いスニーカー。
適材適所で、どちらにも働いてもらっています。捨てないところが、私ですから(笑)。

高いものを自慢するためじゃなく、良いものを長く役立てるために買う。
これが、今の私ののらりくらりの買い物術です。

ちなみに、この靴の中で毎日働いている靴下の話も書きました。冷え性・むくみ足の相棒です。
むくむ足の相棒・『着圧×5本指』という合わせ技の靴下

※足の形は人それぞれです。私の「細身の足にブルックス」はあくまで一例。できれば店頭での試着をおすすめします。


【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。

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