去年の年末、ちょっと奮発して日本酒を飲みました。
一緒に食事をした人が日本酒好きだったので、好きなお酒を選んでもらいました。
そして後日、レシートを見てビックリ😳
日本酒1合、15,000円。
「えっ、1合で15,000円……?」
「私、ぼられたのかしら」

食事代とは別に、かなりの金額でした。正直なところ、「私、ぼられたのかしら」と思ってしまいました。
お店にも確認しましたが、値段は間違っていないとのこと。その後も、なんとなく「高いお酒だったな」という記憶だけが、ずっと残っていました。
日本酒好きの人たちに写真を見せてみたら

ところが先日、日本酒好きの方たちが集まる会に参加しました。そこで、スマホに残っていたその日本酒の写真を見せてみたのです。
すると、みんなが写真のラベルを見て、「これ、黒龍の50周年記念酒じゃない?」「ちょっと調べてみよう」と、あれこれ調べてくれました。
そこで初めて知りました。私が飲んだのは、「黒龍 2020 50周年記念酒」だったのです。日本酒好きの人たちからすると、なかなか飲めないお酒だったらしいのです。
さらに価格についても調べてくれて、1合15,000円という値段も、決して「ありえない金額」というわけではないことが分かりました。むしろ、新橋や銀座のような場所で、こういう特別なお酒を飲めたことを考えると、「それなら、そんなにおかしな値段ではないのかもしれない」という話になりました。
ぼられたと思っていた私、全然違いました
私はそこで、ちょっと笑ってしまいました。
ぼられたと思っていた私、全然違ったじゃないですか(笑)。
そして、なんだか嬉しくなりました。ずっと「高かった」という記憶だったものが、「私、知らないうちに、そんな貴重なお酒を飲んでいたんだ」という記憶に変わったからです。

ただ、その日は最後の一杯でした。
もうお腹いっぱいで、しかもかなり酔っていました。
「おいしかった」という記憶はあります。でも、せっかくの50周年記念酒だったなら、もう少しシラフの状態で、ちゃんと味わえばよかった(笑)。
いちばん嬉しかったのは、話を拾ってもらえたこと

それでも、今回いちばん嬉しかったのは、お酒の価値が分かったことだけではありませんでした。
日本酒会で、私が何気なく話したことを、みんながちゃんと拾ってくれたことでした。写真を見て、調べてくれて、値段まで一緒に考えてくれた。お金の話も、変に遠慮せずにできました。
「15,000円って高いよね」と言えば、「そうだね」で終わるのではなく、「でも、これはこういうお酒だから、この値段ならむしろ……」と、一緒に考えてくれる。そういう会話が、とても心地よかったのです。
「いくら使ったか」より「そのお金で何を得たか」

60代になって、私のお金に対する感覚も、少しずつ変わってきたように思います。若い頃だったら、「1合15,000円なんて、とんでもない !!」と思ったかもしれません。
もちろん、今だって何でも高いものを買いたいわけではありません。ドンペリを飲みたいわけでもないし、高級ブランド品を買い集めたいわけでもありません。
でも最近は、「いくら使ったか」だけではなく、「そのお金で何を得たか」を考えるようになりました。
今回は、15,000円のお酒を飲みました。そして後から、そのお酒が特別なものだったと知りました。さらに、日本酒好きの人たちとその話をして、みんなで調べて、笑いました。
そう考えると、この15,000円には、お酒そのものだけじゃなく、思い出や人との会話まで含まれています。そう思ったら、なんだか悪くありません。
まとめ・記憶が塗り替えられた15,000円
「高かった」という記憶が、「いいお酒を飲んだな」という記憶に塗り替えられました。
61歳の今、私は少しずつ、お金を使わないことよりも、お金をどう生かすか。そんなことを考えるようになっているのかもしれません。
そして、次にもしこんな貴重なお酒を飲む機会があったら……今度はもう少しシラフのときに飲みたいと思います(笑)。せっかくの50周年記念酒だったのですから。
のらりくらりとそんなことを考えるのでした。笑。
※お酒の価格や価値の感じ方には個人差があります。あくまで私自身の体験としてお読みください。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。


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