これは、プリンターが壊れて困った話ではありません。

61歳の私が、日曜日に、誰も呼ばずに自分で解決した話です。そして、そのおかげで払わずに済んだお金の話でもあります。
締め切りは翌日。日曜日の午後、私は仕事の書類を修正していました。中身はもう直し終わっていて、あとは印刷するだけ。プリントアウトさえできれば、この仕事はあっという間に片付くはずでした。
ところが、プリンターが動きません。
コンパクトで可愛いのに、どうにも相性が合わない
会社から支給されているエプソンのプリンターです。小さくて場所を取らず、スキャンもできて、見た目はとても可愛い。決して悪い子ではないのです。
ただ、どうしても私とは相性が合いません。
インクが詰まる。印刷がかすれる。そもそも動かない。この3つを、順番に繰り返してきました。だましだまし使いながら、やっと何もしなくてもプリントアウトできる状態になった、と思っていた矢先のことです。
今度は、無線LANが全くつながらない

今日は今日で、無線LANが全くつながりません。
本体の電源ランプは緑。
Wi-Fiのランプも、ちゃんと緑に光っています。
プリンター自体は元気そうに見えるのに、パソコンからはどうしても見つけてもらえないのです。

ルーターのほうも見に行きました。
電源も、PPPも、ひかり電話も、ランプはきちんと緑に点いています。インターネットそのものは、ちゃんと繋がっているのです。
繋がっていないのは、パソコンとプリンターの間だけでした。
日曜日は、エプソンのサポートもつながらない
こういうとき、以前はエプソンのサポートに電話をしたこともありました。
でも、日曜日のような日は、まずつながりません。
そこで頭に浮かぶのが、私の最終手段です。Appleサポートに電話すること。
Appleサポートの方は、いつもとても親切に対応してくださいます。
今回だって、私のMacBook Airとエプソンのプリンターを繋ぐところまで、きっと協力してくれたと思います。
でも、なんとなく気が引けてしまいました。Apple製品の話ではなくて、エプソンの話だからです。
5分で終わる仕事が、毎回1時間も2時間もかかる
そうこうしているうちに、30分、1時間と、時間だけが過ぎていきます。
印刷さえできれば、今日の仕事はあっという間に済むのです。それなのに、一歩も進みません。
結局プリンターは諦めて、パソコンの画面を2つに分けて、書類を見比べながらなんとか乗り切りました。すごい時間の無駄でした。
プリンターが動けば、本当に5分か10分で終わる仕事です。
それが、このプリンターが動かないせいで、毎回1時間も2時間もかかってしまうのです。
あげくの果てに、畳にインクがこぼれました

そして、あげくの果てに。プリンターのインクがこぼれて、畳にシミができてしまいました。
プリンターのインクは、拭いても落ちません。というより、拭くと余計にひどいことになります。インクが広がって、かえって汚くなるのです。
我が家の畳は、そうしてシミだらけになりました。
本体1万円ほどのプリンターのせいで、畳が1枚、台無しです。
どう考えても、畳のほうが高くつきました。
腹を立てながら、AIに聞いてみました
どうやったら無線LANがつながるんだろう。
腹を立てながら、私はClaude Codeのスレッドを新しく立ち上げました。
そして、こう聞いてみたのです。
「MacBook Airとエプソンのプリンターを繋げたい」
正直に言うと、心の中では「めんどくさいなぁ」と思っていました。どうせまた、あれを開けこれを押せと言われるんだろう、と。
それでも、やってみる価値はあるかな、と思い直しました。
結果は、つながりました。
しかも、今まで私が一度もやったことのない手段で、です。手順を一つずつ全部教えてくれて、私はその通りにやっただけでした。
AIに渡した情報は、これだけです
とはいえ、何もしなくていいわけではありません。私のほうで用意したものもあります。
- エプソンのプリンターの機種名を伝えること
- パソコンの画面のスクリーンショットを撮って、見てもらうこと
- うまく言葉で説明できないところは、実物の写真を撮って見てもらうこと
用意したのは、このくらいです。特別な知識はいりませんでした。
言葉で説明できないところは、全部写真にして見せればいい。それで解決してしまいます。デジカメの写真を整理してもらったときも、同じやり方でした。
もし業者を呼んでいたら、いくらかかったか
ここからが、私が本当に書きたかったことです。今回のことを、お金に換算してみます。
昔だったら、こうはいきませんでした。メーカーの人に出張で来てもらって繋いでもらう。その作業だけで、5,000円とか、1万円とか。それが当たり前でした。
高齢者がスマホを買うときも同じです。ジャパネットたかたなどが「1万円で設定して差し上げます」「あなたは電話をかけるだけでいいんです」という謳い文句で、設定込みの勧誘をしていました。あれを見て、そういうものなんだと思っていました。
つまり今回、私が払わずに済んだのは、ざっと5,000円から1万円です。
しかも、これが最後ではありません。この相性の悪いプリンターは、これからも必ず何かやらかします。そのたびに1万円払っていたら、いったいいくらになるでしょうか。
まとめ・私はこうやって、工夫でFIREしてきました
私は、こんなこともあんなことも、どんなことでもやってもらって、月に3,500円です。
3,500円どころではない、というのが正直な実感です。この能力は、東大生を1人雇うようなレベルのものだと、私はきちんと認識しています。
もちろん、そんなに程度の高い仕事を頼んでいるわけではありません。
プログラムを組むような、難しいITの作業はしてもらっていません。できません、、、。
それでも、私の生活の中では、ものすごく「お値段以上」に働いてもらっています。
考えてみれば、私はずっとこうやって暮らしてきました。
同じものなら、安いほうを選ぶ。人に頼めば1万円かかることを、調べて、聞いて、まず自分でやってみる。その積み重ねで、35年の住宅ローンを20年で返し、還暦でFIREにたどり着きました。
60を過ぎてから覚えたAIも、私にとってはその延長線上にあります。安いカードリーダーを探すのと、やっていることは同じです。
畳のシミは、もう元には戻りません。でも日曜日の午後、誰にも電話をかけずに、自分の手で解決できました。61歳でも、まだこういうことができる。
それが、何よりの収穫でした。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。



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