引き出しの中に、通帳がパンパンに入っていました。
15冊。
多いと思いますか?
でも気がついたらそうなっていたんです。
通帳の歴史は6歳から始まった
最初の1冊は、6歳のときに親が作ってくれた郵便局の口座です。
そこから通帳の歴史が始まりました。
就職して給与振込用を1冊。転職してまた1冊。
転居して1冊。結婚して名前が変わって1冊。
パートになって1冊。再び名前が変わって1冊。転居してまた1冊……
今と違って、昔は口座を作ることが驚くほど簡単でした。
自分の名前でなくても作れた時代です。
ちなみに私の兄は60年前に「菅原文太」名義で口座を作っていました(笑)
給料日の「振り分けイベント」が楽しかった
15冊といっても、それなりに使いこなしていました。
給与振込口座、ローン返済口座、保険口座、貯蓄用積立口座、旅行用積立口座、急な出費用口座、光熱費口座……
給料日になると、給与口座からお金を引き出して各口座に振り分ける
「振り分けイベント」を行っていました。
お金の動きが見えるので、貯蓄好きの私には楽しい作業でした。
貯金が好きな方には共感してもらえると思います。
終活YouTubeで「やばいかな」とハッとした
何気なく見ていた終活のYouTubeで、こんな話が出てきました。
親が亡くなったとき、通帳がどこにあるかわからなくて困った。
通帳数冊と印鑑の組み合わせがわからず、手続きに膨大な時間がかかった——という内容でした。
これを自分に置き換えたとき、ぴったり当てはまりました。
「やばいかな……」
ネット銀行との出会い
そのころ、少しお金の勉強をしていて、ネット銀行のことを知りました。
- 24時間、自宅のパソコンで取引できる
- 一定の残高があれば振込手数料が無料
- コンビニのATMでいつでも引き出せる
- 「目的別口座」で1つの口座の中で自分好みに仕分けができる
- 証券口座とも連携できる
今まで銀行のATMに長蛇の列に並んでやっていたことが、全部1つのネット銀行でできちゃうんです!!
素晴らしすぎるぅ。
私が使っているのは楽天銀行とSBIネット銀行の2つです。
解約は大変でした。本当に。
こうして15冊を解約することを決意しましたが、
これが大変でした。
思い出すだけで嫌になるくらいです。
通帳を作るのはあっという間ですが、解約は予約制。
2〜3週間後の指定時間に来てください、という銀行がほとんどです。
指定の時間に行っても、すぐには対応してもらえません。
お客さんでなくなるのですから、銀行側の対応もシビアです。
支店が閉鎖されATMだけになった銀行では、本店経由で情報をやりとりするため、手続き開始まで3時間待ちのこともありました。
待っている間にランチに行ったこともあります。
旧姓の通帳は、さらにやっかいでした。
戸籍謄本を提出して名前を現在の姓に変更してから、ようやく解約手続きができます。
ATMのカードで使い続けていたので、何年も名義変更をしていなかったのです。
3冊まとめて個室のオンライン画面で手続きをした銀行もありました。
銀行ごとにシステムが全部違います。1つずつ潰していく地道な作業でした。
15冊の解約に、半年かかりました。
今は3冊。脳がスッキリした
今の口座は3つ。すべてネット銀行です。
(1冊はうっかり定期預金に入れてしまい、契約のタイミングを逃して現在放置中……早く解約しなければと思っています)
全部終わったときの気持ちは、本当にスッキリでした。
通帳の管理のために、脳の無駄なリソースを使っていたんだなと実感しました。
今は並ぶことも、移動することもなく、好きな時間に取引ができます。
給料日にATMに並んでいる人を見かけると「以前の私だ」と思いながら、横目で優越感を味わっています(笑)
口座を減らすと詐欺予防にもなる
口座が少ないことには、もう一つ大きなメリットがあります。
詐欺の予防です。
口座がたくさんあると、どこにいくら入っているかわかりにくくなります。
「あなたの口座が云々……」ともっともらしいことを言われたとき、
「どの口座のこと?」と混乱してしまう隙が生まれます。
今は3つの口座しかないので、身に覚えのない銀行から連絡が来ても即座に無視できます。
その銀行に口座がないことがわかっているからです。
単純クリアが正解です。
まとめ
銀行口座を15口座から3口座に減らして変わったこと(通帳0冊):
- ATMに並ぶ時間がゼロになった
- 引き出しの中に空間ができた
- 管理がシンプルになって頭が軽くなった
- 詐欺の電話やメールに惑わされなくなった
- 終活の準備が一つ進んだ
お金を増やすことも大切ですが、時代に合った知識を入れることも同じくらい大切だと思います。
今も銀行間をお金を持って移動している方、一度ネット銀行を試してみてください。
脳のリソースが、ぐんっと解放されますよ。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。



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