私のたらいは、閉鎖したクリニックからやってきました。
もう10年以上前のことです。
近所のクリニックが閉院することになり、備品を処分するという話を聞きました。
そこで譲り受けたのが、この金属製のたらいです。
おそらく、医師が手を洗うために使っていたものだと思います。
直径33センチほどの、ずっしりとしたステンレス製。
プラスチックのたらいとは、明らかに手触りが違います。
最初は「大きすぎるかな」と思いました。
でも使ってみると、これが実に使いやすい。
今では台所になくてはならない存在になりました。
普段の使い方
普段はシンクの中に置いて、水受けとして使っています。
布巾を洗った後のすすぎ、野菜を洗う下ごしらえ、食器を洗う前のつけ置き待機……。
気がつけば一日に何度も手が伸びています。
大きいけど使いやすい、というのが正直な感想です。
防災の話を聞いてから
金属製にこだわるようになったのは、10年以上前に聞いた話がきっかけです。
誰に聞いたのかは、もう覚えていません。
「金タライがあると、震災のときに役立つよ」
その一言が、ずっと頭に残っています。
なぜ金タライが防災に役立つのか。
聞いてみると、なるほどと思うことばかりでした。
金タライが防災に強い理由
① 直火で大量のお湯が沸かせる
鍋よりも口が広いので、大量のお湯を沸かすのに向いています。
ガスが使えない状況でも、カセットコンロや薪の上に乗せれば使えます。
② 鍋の代わりに大勢の食事が作れる
口が広いぶん、炊き出しのような使い方ができます。
大人数分の食事を一度に作りたいとき、鍋よりも融通が利きます。
③ ヘルメット代わりに頭を守れる
これは盲点でした。
頭に被ることができる大きさがあれば、落下物から頭を守ることができます。
④ 劣化しない
金属製は長く使っても劣化しません。
10年以上使っていますが、見た目もほとんど変わっていません。
プラスチックとの違い
プラスチックのたらいは、確かに軽くて扱いやすいです。
でも長く使っていると、気になることが出てきます。
表面に細かい傷がついて、汚れが入り込む。
経年劣化で変色したり、割れたりする。
そして何より、火にかけることができない。
金属製は深く傷がつきません。
だから衛生的に使い続けることができます。
同じように金属製のたらいを使っている人が、こんな使い方を教えてくれました。
「布巾を煮沸消毒するのに使っている」
なるほど。火にかけられる金属製だからこそできる使い方です。
布巾を熱湯で消毒できるのは、衛生面でとても心強い。
どこで買えるか
金タライはホームセンターで購入できます。
ただし、今はプラスチック製が主流のため、置いていない店舗もあります。
むしろ、近所の昔からある金物店の方が扱っているかもしれません。
もし近くにあれば、のぞいてみてください。
もちろん通販でも購入できます。
以前調べたときは、5,000円前後でした。
プラスチックのたらいより高いですが、劣化しないことを考えれば長い目で見てお得だと思っています。
まとめ
たらいをプラスチックにしなかった理由は、防災でした。
でも使い続けるうちに、普段の使い勝手のよさも実感しています。
- 直火でお湯が沸かせる
- 鍋代わりに大人数の調理ができる
- ヘルメット代わりになる
- 劣化しない
- 深い傷がつかず衛生的
- 布巾の煮沸消毒もできる
一つ持っておくだけで、日常にも非常時にも役立つ。
「地味だけど、頼りになる道具です。」
日頃、防災意識が高いとは言えません。
でも、非常時に役立てることができて、日常でも無理なく使えるもの。
そういうものを、生活の端々にのらりくらりと取り入れています。
今後、少しずつご紹介していきたいと思います。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。


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