干さない・重しなし・半額梅で作るのらりくらり梅漬けの話

グルメ

この時期になると、スーパーに梅が並び始めます。
私の好きな食べ物は「チョコレート」と「梅干し」。
梅を見るとつい手が伸びてしまいます。

でも大きな南高梅の袋を手に取るとびっくりするくらいお高い!もとがこんなに高いのだから、高級梅干しが高いのは当然です。

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私の梅干しの基準は、山形のおばあちゃん

幼い頃から毎年欠かさず、山形の祖母が作った梅干しが食卓にありました。
庭で採れた梅を塩で漬けて、畑にゴザを広げて一面に梅を干す景色は夏の風物詩でした。そんな祖母はすでに30年前に他界しています。
亡くなってからも10年くらいは祖母作の梅干しをゆっくり味わっていました。
梅干しは100年保存できるそうですが、残念ながらもうありません。

祖母の梅干しが基準になってしまったせいで、スーパーの梅干しは口に合いません。

美味しい高級品は高すぎて手が出ない。

だから自分で作るようになりました。

 

 

半額以下の売れ残り梅が、大正解だった

仕事が鬼のように忙しくなって、旬の梅を買うタイミングを逃してしまう年が続きました。作れない夏は落ち込みました。

そんなある年のこと。
スーパーで色が変わりかけたギリギリの梅が半額以下で売られていました。
背に腹は代えられない、と購入してみました。

袋から出した途端、部屋中に梅のやさしい香りが広がりました。
熟しているからこその香りです。顔はあちこち傷んでいますが、ひとつひとつ確認しながら拭いていきました。
この際、傷があっても作ってしまおう!という賭けのような状態でした。

ところがこれが、かつてないくらい上手に美味しくできたのです。
ギリギリに熟していたからこその、怪我の功名でした。

ただし、このギリギリの梅を手に入れるのが実は難しい。
半額以下になっていると翌日にはもう売り切れています。
同じような人が買っているのか、お店が売れ残りで下げてしまうのか。

しかも10〜20%引きでは買いません。そ
のくらいなら定価で旬の良いものを買います。半額以下じゃないと動かない。
これが私の変な基準です。🌝

栄養士として気づいたこと

なぜ熟した梅の方が美味しくできたのか。管理栄養士として化学的に考えてみました。

梅に傷があると雑菌が入りやすくカビやすい。塩分濃度が低いと水分が動きやすくカビが繁殖しやすい。でも塩分が濃いと浸透圧で梅酢が自然と上がってくる。赤紫蘇には殺菌作用と発色をよくする効果がある。日光干しは紫外線で殺菌しながら水分を調整して保存性を高める。

山形のおばあちゃんが普通にやっていたことは、化学的に理にかなっていたのです。

のらりくらり梅漬けの作り方

私が辿り着いたのはこの方法です。熟したギリギリの梅を半額以下で購入。
塩分18%でしっかり塩を計量してジップロックへ。

梅と塩を入れたら袋を閉じて、外から丁寧に揉んでいきます。袋を開けると雑菌が入るので開けません。

2週間もすると梅酢が上がってきます。

そのまま待つこと2週間。ふっくらとした梅漬けの完成です。干さないので「梅漬け」。
赤紫蘇も使いません。


気が向いたら屋上でザーッと干すこともあります。

きれいに白い粉(塩)が吹いて、ますます美味しくなります。

白梅として十分に梅のやさしい香りと味が楽しめます。添加物なし。手間なし。
しかもウンと安い。
完成品を買うより、自分で作ったものはずっと美味しいものです。

18%の塩分は昔からの冷蔵庫がない時代からの分量です。
保存性を保つために出来上がりはかなりしょっぱいです😑
でも食材を無駄にせず食べきる昔ながらの知恵をのらりくらりと暮らしに活用しています。

(おばあちゃん、私もちゃんと作れているよ)


【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。

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