我が家は、キャベツを月に10個以上食べます。
千切りをしてくれるのは、夫です。これは本当にありがたい。毎日のことですから、任せられる部分があるだけで助かります。
ただ、ひとつだけ気になることがあります。
夫の千切りは、やっぱり「男の料理」です

夫はピーラーで千切りをします。
ピーラーで削っていくと、外側のほうからバラバラと剥がれてきます。それが邪魔になるのでしょう。そのままゴミ箱に捨ててしまいます。
大きくて硬い部分はもちろん、少し虫が食っているところ、黒く汚れているところ、季節によっては少ししおれて色が変わっているところ。容赦なく、遠慮なく捨てます。
それを見て、私はいつもこう思うのです。
まだ食べられる。もったいない。なんでここを捨てちゃうの。
私は、それを黙って拾います

ゴミ箱から拾う、と書くとイメージが悪いかもしれません。
でも、我が家のゴミ箱はせんべいの一斗缶で作った小さなものです。小さいから、たまったらすぐにまとめてしまいます。
だから、夫が捨てたキャベツの外葉は、ほぼきれいな状態で袋の上に乗っているのです。
そこを、私が救出します。
ゴミ箱を小さくしているのは節約のためでしたが、思わぬところで役に立っていました。
ゴミ箱の中身も、もとは自分で買ったものです
なぜそこまでするのか。私の考えを書いておきます。
私の中では、ゴミ箱に捨てるゴミも、最初は自分で買ったものなのです。
だから、最後までどう使えるか、どう食べられるか。そこはいつも真剣に考えるようにしています。ちょっと大げさでしょうか。
数字にしてみます。月に10個。その外側だけを集めていくと、1年でだいたいキャベツ1個分ほどの量にはなります。金額にすれば100円から500円。
たいした額ではない、と思われるかもしれません。でも、こう考えています。
誰もお金をくれないんですよね。
だから、自分でお金が出ていかないようにする。守る必要があるのです。収入を増やすのが得意ではない私にできるのは、そちらのほうですから。
洗って、切って、凍らせるだけ
救出したキャベツをどうするか。手順はとても簡単です。
- 外葉を洗う
- ざく切りか、粗めの千切りにする
- ポリ袋に入れて、そのまま冷凍庫へ
これだけです。
ひとつだけ気をつけていることがあります。大きいまま1枚で凍らせてしまうと、あとの作業がしにくいのです。必ず切ってから凍らせます。
凍ったキャベツは、握るだけで砕けます
ここからが面白いところです。
凍ったキャベツは、パリパリになります。
袋の上から手で握りつぶすと、それだけでもっと細かくなります。包丁は要りません。
硬いから捨てられていた葉が、凍らせただけで握るだけで砕ける葉に変わるのです。
しかも冷凍すると、柔らかくなって、味も染みやすくなります。
凍らせたキャベツの使い道は、3つあります
①お好み焼き
握りつぶして細かくしたものに、卵と粉を入れて焼くだけです。使い勝手がとても良くて、味も良いのです。外葉がたまってきたら、だいたいこれになります。
②カップ麺に、大さじ1〜2杯
これが個人的にいちばんのおすすめです。
カップ焼きそばやカップヌードルを食べるとき、お湯を注ぐ前に、パリパリのキャベツを大さじ1杯か2杯入れてしまいます。そこに熱湯をかけて3分。
それだけで、野菜不足のカップ麺にお野菜が足せます。これが結構おいしいのです。
③冷やし中華の、もやし代わり

夏はこれです。今回の冷やし中華も、もやしの代わりに使いました。
ただし砕いてしまうと冷やし中華には向きません。だから調理するときに、砕くか、そのまま茹でるかを決めます。冷凍してあるものは、軽く茹でてそのまま使います。
もちろん、千切りにしたものを冷凍せずにそのまま茹でてもかまいません。
管理栄養士として、もうひとつ言いたいこと
これは節約だけの話ではありません。
私は管理栄養士のライセンスを持っています。その立場から言うと、人間の体に野菜は必要です。
ところが、意識して野菜を摂るというのは、これが結構大変なのです。人間はどうしても、楽なほうへ行ってしまいますから。
日本では、1日350グラムの野菜を摂ることが目標とされています。毎日それを達成するのは、なかなか大変な数字です。
そんなときに、こういうストックと知識があると助かります。大さじ1杯のキャベツでも、健康の補助になってくれるのです。
350グラムのうちの、大さじ1杯か2杯。それを、捨てるはずだったキャベツで貢献できるのなら、ほかのサプリメントなんて要らないのではないでしょうか。
きゅうりの先っぽも、食べられるそうです
最近、テレビでこんな場面を見ました。
アナウンサーが八百屋さんの店主に質問していました。「きゅうりって、どこまで食べられますか。先っちょのところは、どこまで切って、どこで捨てればいいですか」
店主の答えは、こうでした。
「そこも全部食べられるよ。ただ固かったりするだけでね」
正直、びっくりしました。あの先の部分は、切って捨てるものだと思っていましたから。
キャベツも同じです。外側の硬い部分は、生では青臭くて食べられません。でも調理の仕方しだいで、ちゃんと食べられるのです。
「うちは、どれだけ大金持ちなんですか」

夫も、私が拾っていることには気づいています。
笑いながら、こう言ってきます。
「拾ったの?」「こんなの食べるの?」
私はこう笑い返します。
「うちは、どれだけ大金持ちなんですか」
夫は調理の方法を知らないだけで、悪気はありません。だから、目くじらを立てたことは一度もありません。
そのかわり、黙って調理して、食べさせてしまいます。今回のように、冷やし中華の具にして。
そして食べ終わってから、ちゃんと説明してあげるのです。
「あなたが捨てたキャベツは、今日の冷やし中華の具になっていますよ」
まとめ・千切りをしてくれるだけで御の字です
キャベツは今、1個200円くらいでしょうか。安いときは100円、高いときは500円のこともありました。
春キャベツはとても柔らかいので、外葉まで全部使い切ってしまうこともあります。逆に、外の皮が1枚しか出ないときもあれば、3枚出るときもある。だから冷凍して、少しずつためておくのです。
中心の柔らかい部分はサラダに向いています。外側の硬い部分は、ロールキャベツのような煮物にも使えます。
ただ、そういう知識は夫にはありません。それ以上は求めていません。千切りをしてくれるだけで御の字だと思っています。
最後まで全部食べ切る。
これが、低収入でFIREした女の極意なんですから。食べ物は無駄にしてはいけません。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。


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