私はボーナスを一度も使ったことがありません

貯蓄

「ボーナスが出たから何を買おう。」そんな話を聞くたびに、私は少し不思議な気持ちになります。

実は私は、社会人になってから一度もボーナスを生活費や買い物に使ったことがありません。そう聞くと、「すごく我慢していた人なんだ」と思われるかもしれませんが、そうではないんです。

きっかけは、大学生の頃の友人の一言

将来について考えている女性のイラスト
きっかけは、大学生の頃でした。当時、仲の良かった社会人のお友達がいました。学生だった私から見ると、大人って自由にお金を使えていいなあと憧れていました。

その人が何気なく言った一言を、私は今でも覚えています。
「ボーナスだけは親に『全部貯金しなさい』って言われてるの。」その時は「そういうものなんだ」と思っただけでした。でも、その言葉が私の中にずっと残りました。

当時の私にとって、社会人はまだ遠い世界の存在でした。自由にお金を使えて、好きなものを買えて——そんな眩しいイメージを持っていた分、「ボーナスは全部貯金」という考え方は、意外に感じたのを覚えています。でも同時に、なんだかとても堅実で、格好いいなとも思いました。

社会人になってからも、自然と続いた習慣

給料袋のイラスト
社会人になってからも、その考え方は自然と続きました。毎月のお給料で生活し、ボーナスは最初から「なかったもの」と考えて貯金する。

海外旅行に行った時もありました。住宅の頭金になったこともありました。だから住宅ローンを組んだときも、ボーナス返済は一切しませんでした。ボーナスをあてにしない、という考え方をローンの組み方にもそのまま貫いたのです。退職して無職になった時の生活費になったこともありました。
あの時のボーナス貯金が、何度も私を助けてくれたのです。

その時々で「使わなかったお金」が、人生の節目でちゃんと役に立ってくれる。
使わなかった当時は、正直そこまで深く考えていませんでしたが、振り返ってみると、
まるで未来の自分への仕送りのような役割を果たしてくれていたのだと思います。

ボーナスのない会社に転職しても、困らなかった

貯金箱にコインを入れている女性のイラスト
そして介護の仕事に転職してからは、ボーナスがない会社も経験しました。最初に勤めた介護の会社では、固定給はありましたがボーナスはありませんでした。でも、不思議と困らなかったんです。もともとボーナスを生活費として考えていなかったからです。

その代わり、自分で「毎月のボーナス積立」を始めました。例えば半年後に12万円欲しいと思ったら、毎月2万円ずつ積み立てる。ボーナスがある会社でも、ない会社でも、生活はほとんど変わりませんでした。

ボーナスをあてにしていないと、こういう時に本当に強いです。周りが「ボーナスが出ないから苦しい」と言っている時も、私は自分の毎月の積み立てのペースで、淡々と暮らしていくことができました。

両学長の話と、同じことをしていた

最近、リベ大の両学長の動画を見ていると、「ボーナスや残業代を当てにした生活をしない。」という話をよくされています。それを聞くたびに、「私が昔から自然にやっていたことと同じだな」と思います。

もちろん、今だったら投資という選択肢もあります。私が若い頃は、ネット証券もなく、スマホで投資なんて夢のような時代でした。だから私は、ただ貯めることしかできませんでした。それでも十分意味がありました。

もし40年間、貯め続けていたら

お札が舞う瓶と喜ぶ女性のイラスト
もし年間40万円のボーナスを40年間使わずに残したら、単純計算で1,600万円になります。

決して小さな金額ではありません。

まとめ・小さな習慣の積み重ね

今振り返ると、あの大学生の頃のお友達の何気ない一言が、私のお金との付き合い方を決めてくれたのだと思います。人生って面白いですね。その時は何気なく聞き流した言葉でも、40年後の自分を支えてくれることがあるんです。

だから私は今でも、お金を増やす特別な才能があったとは思っていません。
ただ、一つの小さな習慣を続けてきただけ。のらりくらりとね。
その積み重ねが、今の安心につながっているのだと思います。

今もし、若い頃の自分に会えるとしたら、「その考え方、間違ってないよ」と伝えてあげたいです。地味で、誰かに褒められるようなことでもありませんが、40年近く続けてこられたのは、それだけ自分に合ったやり方だったのだと思います。

※お金の考え方や貯蓄方法には個人差があります。あくまで私自身の体験としてお読みください。


【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。

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