デパコスをほとんど買わない私には理由があります

節約

先日、女子会でコスメの勉強会に参加しました。使ったのは、ドラッグストアで買えるプチプラコスメが中心です。メイクをしている女性のイラスト

「意外とこれで十分きれいになるね。」そんな話をしながら、ふと自分がなぜ昔からデパコスにあまり興味を持たなかったのか考えてみました。

実は、そこには40年以上前の出来事が関係しています。

夫が話してくれた、研究所での出来事

研究者のイラスト
当時の夫は、大手化粧品メーカーの研究所で働いていました。研究所ではバイオ技術を使った化粧品の研究をしていたそうです。

ある日、夫が笑いながら帰宅して言いました。
「毎日バケツいっぱいに高級化粧品の原液を作ってるよ。」
「原価なんて売っている値段の何十分の一じゃないかな。」
「もしかしたら、中身よりあのきれいな容器のほうがお金がかかっているかもしれない。」「女性って不思議な生き物だよね。」そんな話を何度か聞いたことがあります。

若かった私は、その言葉をそのまま信じました。「高い化粧品じゃなくてもいいんだ。」そんな価値観が自然とできていったように思います。

周りの友人がデパートの化粧品売り場で新色を試しているのを見ても、正直そこまで心が動きませんでした。夫の言葉が、いつも頭のどこかに残っていたのだと思います。

今になって分かる、あの頃の見方

でも、今になって思えば、夫の話も半分は正しく、半分は若さゆえの見方だったのでしょう。研究所で見ていたのは、あくまでも「中身」です。商品になるまでには、品質を保つ容器が必要です。美しいパッケージも必要です。工場で製造する人、運ぶ人、お店に並べる人、美容部員さん、広告を作る人……。たくさんの人の仕事があって、一つの化粧品が出来上がります。研究所の原液だけを見て商品の価値は決められません。今の私は、そのこともよく分かります。

だからといって、高い化粧品を否定したいわけではありません。ただ、当時の私には住宅ローンがありました。化粧品に何万円も使うより、ローンを返したり、将来のために貯金をしたりすることを優先したかったのです。

「ちふれ」との出会い

そんな頃、友人が教えてくれたのが「ちふれ」でした。「安いけれど、とてもいいよ。」
その言葉どおり、ちふれは無駄を省き、中身を大切にするという理念を持った会社でした。私はその考え方が好きでした。

まだ無名だった頃の「ファンケル」

美容部員のイラスト
また、まだ今ほど有名ではなかった頃からファンケルも使っていました。天然素材や肌へのやさしさという考え方に惹かれたからです。バブルの頃、美容部員さんに「どこの化粧品を使っていますか?」と聞かれ、「ファンケルです」と答えたら、とても不思議そうな顔をされたことを今でも覚えています。当時はまだ知名度も高くなく、今のような大きな会社になるとは想像もしていませんでした。

今でこそ誰もが知る会社になりましたが、当時は「なぜわざわざそんな会社を」という空気がありました。それでも自分が良いと思ったものを選び続けられたのは、周りの評価より自分の実感を大事にする性格だったからかもしれません。

「デパコスが嫌い」なわけではありません

お化粧をしている様子のイラスト
一方で、私は節約をしながら旅行も楽しんできました。
海外へ行くこともありますし、美容クリニックへ行けば基礎化粧品をいただいたり、気に入ったものをまとめて購入して帰ることもあります。ですから、「プチプラしか買わない」「デパコスは嫌い」というわけではありません。その時々で、自分が納得できるものを選ぶ。それが私のやり方です。

まとめ・ブランドではなく、納得できる価値に

振り返ると、私はずっとブランドではなく、自分が納得できる価値にお金を使ってきました。ボーナスを貯め続けたことも、旅行を楽しむことも、化粧品選びも、みんな同じです。誰かが「いい」と言うものではなく、自分が「これでいい」と思えるものを選ぶ。年齢を重ねた今、その選択は間違っていなかったと思っています。私にとって一番の贅沢は、高い化粧品を持つことではありません。

     自分が納得したものを気持ちよく使い、自分らしく暮らすこと。

のらりくらりと考え暮らし、今の私の美容でありお金との付き合い方なのです。

※化粧品の考え方や選び方には個人差があります。あくまで私自身の体験としてお読みください。


【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。

コメント