いきなりですが、我が家の自転車カバー、0円です。しかもお店には売っていないレアサイズ。今日は、私が7〜8年続けている「大きなビニール袋」の話をします。
ベッド搬入の日、ふと気づいた
ケアマネの仕事をしていると、福祉用具の事業所の方と一緒に、利用者さんのお宅にレンタルの介護ベッドを搬入する日があります。ベッドは新品だったり、きれいに消毒されたものだったり。どれもビニールでぐるぐる巻きにされて運ばれてきます。
中でも介護用マットは、必ず専用の大きなビニール袋に入ってきます。
マットですから、私たちの身長より大きい。180〜190cmは優にあるビニール袋です。
福祉用具の方(男性が多いです)は、それをビリビリと破いて、ベッドを組み立てます。真ん中からバリバリ破いていく人、隅っこをきれいに裂いて出す人。性格が出ます(笑)。出したあとの袋は部屋の隅に丸められ、最後にぐしゃぐしゃっとワゴン車に放り込まれて帰っていく——その風景を、私は1年中見ていました。
ある日ふと聞いてみたんです。「このビニール袋、この後どうするの?」
「捨てますよ。ゴミですよ」
「もらってもいい?」と聞いてみた
私の住む地域はゴミの分別があって、ビニールゴミはビニール袋に入れて出します。
この大きな袋、それに使えるんじゃない? ——「何枚かもらってもいい?」と聞いたら、答えはこうでした。
「逆に捨てるものだから、喜んで持ってってください」
車椅子を包んであるもの、クッションのもの、そしてマットの特大サイズ。大きさはいろいろで、部品用の薄くて手頃なものから、重いマットを運ぶための厚みのあるしっかりした袋まであります。あの特大サイズは、スーパーはもちろん、ホームセンターでも見かけない、なかなかのレア物だと思います。
声をかけておくと、覚えていてくれて、通りがかりに玄関前にそっと置いていってくれる気の利いた方もいました。ありがたいことです。
使い道① 自転車カバー(これが最高)

以前は市販の自転車カバーを買っていました。結構高いのに、しばらくすると切れて裂けます。
安いものは薄くて、あっという間。消耗品だと思っていました。
その後は厚手のレジャーシートを壁とネットで固定してかぶせていました。気に入ったものは3,000円。
それでも雨ざらしと直射日光で、1年たつと劣化してきます。買い直しに行くにも、近所にホームセンターがないので車でわざわざ。お金も時間もかかっていました。

そこへ、このマットの袋です。
うちの自転車は車と壁の隙間に置いているのですが、写真の通り、すっぽりかぶせられます。ちなみに写真の隅に写っている黄色いバラは、以前記事にした、ど根性バラ。
この記事の写真を撮っていたら、偶然また咲いていました(笑)。
タダで手に入る。大きさもちょうどいい。
汚れたら遠慮なく取り替えられる。もらう側は助かって、あげる側はゴミが減る。最高にハッピーな出会いでした。
使い道② 季節物の収納
ストーブ、扇風機、除湿機。少し大きめのものも、そのまますっぽり入れて口を結んでしまえば、ホコリ除けになります。
以前は段ボールに収めていましたが、年齢とともにあの作業がとても苦痛になりました。大きなビニール袋なら、ポンと入れて結ぶだけ。時間も手間もかかりません。
そして翌年。少しホコリをかぶった袋は、ゴミ袋として最後のご奉公をして、そのまま引退。次の季節物は、新しくもらった袋で気持ちよくしまう。もらう→使う→捨てる、の気持ちいいサイクルができています。
ちなみにこの袋、私の認識では「きれいなもの」です。
新品のマットや、きちんと消毒して次の利用者さんにお渡しするマットを包んでいた袋ですから、清潔なものが入っていた袋なんです。
だから私は、座布団などの布物の収納にも使っています。空気を抜きながらしまえばかさばらず、表面がビニールなので、押し入れからするっと取り出せるのもいいところです。
使い道③ シーラーで「好きなサイズのゴミ袋」を作る
これは私の独自の使い方だと思います。
以前ご紹介した電熱シーラー(袋を熱で密封する道具)を使って、大きな袋を適当なサイズに切り、切り口をシーラーで密封する。
すると、自分の好きな大きさのビニール袋が出来上がります。
特大の袋1枚から、小さな袋が何枚も。
おかげでゴミ袋を買わずに済んでいて、かなり重宝しています。
もらい方のコツと、ひとつの目安
介護をしているご家庭で、ケアマネさんや福祉用具の方が出入りしているなら、気軽に声をかけてみてください。
タイミングが合えば気楽に持ってきてくれると思います。ご近所に福祉用具の店舗がある方も、「大きなビニール袋ありませんか?ちょっと使いたいので」と声をかければ、皆さんとても良い方たちなので、用意してくれると私は思っています。毎日発生する、ゴミになるものですから。
介護と縁のない方にも、チャンスは日常にあります。
家具やテレビなど大きな買い物をしたとき、梱包の大きなビニールが付いてきますよね。あれ、すぐに捨てないで取っておくのがおすすめです。大きなビニール袋は、日常の中でとても重宝します。我が家ではお花見のレジャーシート代わりに使って、使い終わったらそのままゴミ袋、というタダで一石二鳥の働きをしてくれたこともありました。
ちなみに一度だけ、「袋に自社ブランドの印字があるので差し上げられません」と断られたことがあります。何社ともお付き合いしてきて、そういう対応はその1社だけでした。それはそれで、きちんとした管理方針なのでしょう。
ただ——どうせ捨てるものへの小さなお願いにどう応えてくれるかは、将来、自分の介護で事業所を選ぶときのひとつの目安になると、私はこっそり思っています(笑)。
まとめ・「どうせ捨てるもの」同士のwin-win

もともと捨てるものだから、遠慮なくもらえる。汚れたら、遠慮なく捨てられる。あげる側も、ゴミが減って喜んでくれる。
誰も損をしない、小さな小さな循環です。
ありがたいことに、我が家には今も大きなビニール袋のストックが少し多めにあります。
袋に「ビニール(特大)」「ビニール(大)」と
書いて、棚の上に。いつでも使える安心があると、人はのらりくらり過ごせるものです。
この仕組みも、ケアマネの仕事をしている間だけの、ささやかな特典。それまでは、ありがたく、のらりくらりと続けます。
※事業所さんによって方針があります。もらえたらラッキー!くらいの気持ちで、無理のないお願いをしてくださいね。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。


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