いきなりですが、我が家の冷蔵庫には、夏の間いつも冷たいお茶が待っています。買ったものではありません。
今日は、もう何年もお茶を買っていない話です。
香典返しのお茶が、数年分

ケアマネという仕事柄、お葬式に参列することが多くありました。そのたびに頂く、お茶のお返し。
ホテルに泊まれば、コーヒーのアイテムも持ち帰ります。コーヒーはなくなるのに、なぜかお茶は残っていく。気づけば、我が家には数年分の茶葉のストックがあります。
夏になると、これを煮出したり、水出ししたりして飲みます。夫の退職で、頂き物のペットボトルのお茶も入ってこなくなり、ストックは残り数本。でも困りません。茶葉が、まだ何年分もありますから。
ペットボトルのお茶を買わない生活——我が家では、それがただの日常です。
賞味期限?管理栄養士として言わせてもらうと
ちなみに、ストックの中には賞味期限が切れているものもあります。
管理栄養士のライセンス保持者として言わせてもらうと、賞味期限は「おいしさの目安」であって、「安全の期限」ではありません(それは消費期限)。お茶は乾物ですから、風味は多少落ちても、私はあまり気にしません。真空パックのものもありますしね。
梅雨明けから9月の残暑まで、煮出しと水出しで一気に消費——たまる速さより、飲む速さが勝つ夏です。
※あくまで我が家の判断です。保存状態にもよりますので、気になる方はご自身でご確認を。
ジンジャーエールの瓶に、麦茶
昔、頂き物のジンジャーエールを飲み終わったあと、その瓶に煮出して冷ましたお茶を入れて、職場に持って行っていました。
ある日、同僚に言われました。
「りすねえって、ジンジャーエール好きだよね。いつも飲んでるよね」
笑顔で「そうなのよ」と答えましたが、内心ちょっとゾッとしました。
自動販売機でジュースを買ったこともない私が何を飲んでいるか、ちゃんと見られていたのです(自販機で買わなかった話はこちらの記事に書きました)。
ちなみに最近、2ちゃんねるを作ったひろゆきさんが「もらったジュースのペットボトルに、安い2リットルのジュースを入れて持ち歩く」と話しているのを聞きました。あら、同じ。私の方が30年先輩ですけどね。
急須と茶托の時代から、ラッパ飲みの時代へ

ケアマネを始めた頃、訪問先ではご家族が急須でお茶を淹れて、茶托にのせて出してくださいました。申し訳ないからとお断りするのが仕事のうちだった くらいです。
今は、この暑さの中で訪問すると、ペットボトルをそのまま手渡されます。ああ、時代だなあと思います。
ラッパ飲みは、20年前、30年前なら、その場で親に怒られる行儀の悪さでした。今は、立ったままペットボトルをぶら下げて飲んでいても、誰も何も言いません。
それが悪いとは思いません。今の時代には、それが自然です。
でも——その姿は、あんまりきれいじゃない。素敵ではない。
思えば35歳の頃、透析病院の詰所で、冷蔵庫を開けっぱなしにして立ったままジュースを飲む看護師さんに「ちゃんと座って飲みなさい」と注意していた栄養士が、私です(笑)。
それでも私は、コップに移す

だから私は、家でも、ペットボトルの中身をコップに移して飲みます。誰も見ていなくても、です。
ちなみに、急須そのものは断捨離しました。
今は水筒がお茶を淹れる係です。モノは手放しても、
「移して飲む」という所作だけは、手放しませんでした。
上品も下品も、お金では買えなくて、こういう小さな所作に出る——急須と茶托の時代と、ペットボトルの時代、両方を生きた世代として、そう思っています。
まとめ・買わない生活は、ケチじゃない
お茶を買わないのは、節約のためだけではありません。
頂き物を最後まで使い切る気持ちよさと、コップに注ぐひと呼吸の豊かさ——このふたつがあるから、続いているのだと思います。
数年分の茶葉と、氷を浮かべたコップ。我が家の夏は、今年もタダで涼しいのです。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。



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