9,900円が戻ってきました。
通販の偽サイトで粗悪品をつかまされて、カード会社に異議申し立てをしたのが4月の終わり。返金されたのは9月9日です。4か月半かかりました。
正直に書きますが、私はもう諦めていました。
Facebookに、何度も何度も出てきた広告でした
最初は気にも留めていませんでした。

でも、何回も何回も出てくるのです。そのうちだんだん気になってきて、ああきれいだな、と思って見るようになりました。
そんなある日、同僚が似たような感じのスカートを履いてきました。それがとても素敵だったのです。私も欲しいな、と思いました。
謳い文句が、全部私に当たっていました
その商品は「パールシフォンプリーツビーチパンツ」というものでした。書いてあったのはこんなことです。
- 一着二役!(スカートに見えるワイドパンツ)
- -5kg着痩せ
- 内側に調節できる紐付き
- 軽〜いシフォン生地
- TTで話題沸騰
- ランキング1位
一着二役なら、出番が多くなるからいいなと思いました。3色あれば、いろんなところに着ていけるだろうと夢が広がりました。
そして何より、定年退職してから太りはじめていたのです。ウエストが調節できることと、着痩せして見えること。この2つは、私にはかなり魅力的でした。
安かったので、3枚、色違いで注文しました。締めて9,900円です。3月26日の夜9時21分でした。

届いたものは、似て非なるものでした
箱を開けて、すぐに分かりました。

- まったくシフォン生地ではありません。似たような別の生地でした
- 裏地が下までなく、膝上で切れています
- ウエストで調節できるはずの紐が、付いていません
- 縫い目が雑で、あちこち糸が出ています
広告に出ていたものとは、別のものでした。

後日、本物を見つけました
あとになって、ZOZOTOWNで本物の商品を見つけました。
1着2万円ほどだったと記憶しています。
私が買ったのは3枚で9,900円ですから、1枚あたり3,300円。本物とは6倍以上の開きがあります。
あの広告に出ていた写真は、この本物のものだったのだと思います。
返品ボタンを押すと、LINE登録に飛ばされました
まずはお店に返品を申し出ました。ここが、もう難航しました。
サイトの返品のところを押しても、LINEの登録に誘導されます。そしてLINEで話しかけても、返ってくるのは自動の返事ばかりで、どうにもなりません。

注文確認のメールにも、こう書いてありました。「ご不明な点がございましたら、商品のウェブサイトのラインまでお問い合わせください。このメールボックスは、メールへの返信には使用しません」
電話番号も、住所も、どこにも書いてありません。
「Sent from Lucifer」
やりとりを続けているうちに、返事の様子が変わってきました。
私はこう書きました。
違います。そちらが違う商品を送ったために起こっている案件です。私のミスではありませんので私が負担することはできません。では、正当な商品との交換は可能なのでしょうか?
返ってきたのが、これです。
お受け取りになった商品はご注文した商品です。発送ミスではありません。
再送・交換しても、お受け取りになった商品と同じです。
再送・交換する必要がありません。ご了承ください
Sent from Lucifer

ご愛顧いただき本当にありがとうございます。該当商品は海外から配送されましたので、色々なコストが高いです。返品したら手数料がかかります、また元払いも必要です。
Sent from Lucifer
ルシファーです。悪魔の名前です。
別の日の返事には「Sent form –HAO Windows」と書いてありました。日本語も、どこかおかしいのです。
結局、品物は間違っていないの一点張りで、返品も返金も受け付けない。平行線のまま、通販サイトのほうが音信不通になりました。

カード会社に異議申し立てをしました
そこで、楽天カードに異議申し立てをしました。
カード会員のページに、トラブルの申し立てをするところがあります。そこをクリックして、事情を書いて送りました。
なぜそんなことができたかというと、私はこれが3回目だったからです。
1回目は5年ほど前でした。電動バイクが破格に安かったのです。クリックして振り込んで、結局品物は届きませんでした。あのときは本当に焦りました。カード会社に泣きついて返金してもらいました。
2回目も、品物が届かないという被害でした。
この2回は、申請してから1か月ほどで回答が来て、返金されました。意外とスムーズだったのです。
まっとうな業者は、これをとても嫌うそうです
本当かどうかは知りませんが、こういう話を聞いたことがあります。
本来、業者は返品や返金や交換で対応するものです。それを飛び越えて消費者からカード会社に異議申し立てをされるのは、業者にとってとてもマイナスなのだそうです。だから、まっとうな業者はこれをとても嫌う。少々のクレーマーがいても、とっとと返金してしまうらしいのです。
ところが今回の業者は、返金しないの一点張りでした。しかも変な日本語で。
まっとうではなかった、ということです。
1回目の申請では、通りませんでした
今回が難しかったのは、品物が届いていたからです。
過去2回は「届かなかった」という話でした。今回は「届いたけれど違うものだった」です。カード会社の審査も、とても慎重になりました。
1回目の申請は通りませんでした。
そこで2回目は、きちんと写真を撮りました。LINEでやりとりした証拠も全部スクリーンショットを撮って、プリントして、書類にして楽天に送りました。

有効期限が切れていて、諦めました
そこから、うんともすんとも言ってきません。
1週間ほど前に、ふと思い出しました。楽天とやりとりしていたページを開いてみたら、有効期限が切れていて、もう入ることができませんでした。
問い合わせるには、また最初から手続きをやり直さなければいけません。この手続きが、もう結構めんどくさかったのです。
ああ、却下されたのだなと思いました。
タンスに押し込んでいた3本を引っ張り出しました。しぶしぶ履こうかと思ったのです。でも、やっぱり粗悪品で、履く気にもなれませんでした。
捨てようかとも思いましたが、それも惜しくてできませんでした。
そうしたら、突然振り込まれていました
9月9日。願いが通じたように、突然、返金の振り込みがありました。
9,900円。
ほっとしました。
正直に書いておきます。お金が戻ってこなかったら、私はこの記事を書かなかったと思います。気持ちが腐ったまま、誰にも言わずに終わらせていたはずです。
まとめ・泣き寝入りしなくていい。でもその前に
あとから知ったことがあります。
この手の業者は、トラブルがあっても泣き寝入りしやすい値段に設定しているのだそうです。何万円もするものなら人は本気で怒りますが、1万円なら「まあいいか」で終わる人が多い。
まったくそのとおりでした。私も一度は諦めましたから。
そのうえで、言いたいことは2つあります。
ひとつめ。泣き寝入りしなくても、お金は戻ってくることがあります。
お店が音信不通になっても、カード会社に申し立てるという道が残っています。1回で通らなくても、写真とやりとりの記録をそろえて出し直せば、通ることがあります。4か月半かかりましたが、戻ってきました。
証拠は、必ず取っておいてください。私は届いた品物も、LINEのやりとりも、注文画面も、全部残していました。それがなければ2回目の申請は出せませんでした。
ふたつめ。こちらのほうが大事です。
そもそも、だまされないようにしなければいけません。
私が引っかかったのは、正直に言えば私の性質のつけです。節約をしてきた年月の中で、1円でも安いものを追い求めて、追い求めてきました。だから妙に安いサイトを見ると、つい押してしまうのです。
安いものを選ぶ力と、危ないものを見抜く力は別のものでした。
お金を貯める力だけでなく、お金を守る力も養っていかなければいけないのだと思います。61歳になって、まだ勉強することがありました。
【書いた人】
のらりくらりゆる〜く生活のストレスを排除しながらプチ節約をして、介護職でもひとりでも20年で住宅ローンを一人で完済。アラ還でFIREに辿り着いたりすねえです。


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