カレンダーは「日曜」始まり?「月曜」始まり?

年末になってくると新しいカレンダーや手帳の新調にウキウキしてきますよね。でも、ちょっと待った!!「日曜」始まりと「月曜」始まりの2通りがありますよね。あなたはどっち派ですか?そして、どうして2通りあるのでしょう?

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日曜始まり

「日曜始まり」は宗教的理由があります。日本のことではなくキリスト教やユダヤ教の安息日から由来されています。ユダヤ教では金曜日から土曜日までの日没間が安息日なので翌日の日曜日が始まりの日と考えられています。キリスト教ではキリストが十字架にはりつけになったのが金曜日で、日曜日に復活したとされています。その日曜日が一番初めの日とされたそうです。

日本でも「労働基準法」では、一般的には1週間は日曜日始まりということになっています。各企業によっての就業規則に準ずるようですので全部ではありませんが。

月曜始まり

ユダヤ教やキリスト教が日曜始まりと言っているにも関わらず、ヨーロッパでは月曜始まりが主流のようです。イギリスでは1971年に国際標準化機構「ISO」の採決で月曜始まりを採用し、その他のヨーロッパ諸国でも1974年に「ISO」の勧告に従い月曜始まりとしているそうです。

「日曜」「月曜」始まりどっちが正解なの?

正直、好みの問題です。日本ではまだまだ日曜始まりが主流の様です。
もともと日本では日曜日が始まりとされていますで、カレンダーも手帳も自然と日曜始まりが多くなっています。それぞれこんな分け方になっています。

・以前の慣習 「日曜始まり」少し前までの日本は役所も銀行も土曜日は半日営業していました。半ドンといった言葉が残っていますよね。ですから土曜日で終わりという感覚が残っているでしょう。また日曜日をスタートとする意味では月曜日からの仕事を余裕を持って準備ができ気持ちに余裕ができるでしょう。

・ハッピーマンデー 最近の習慣になりますが、月曜日が連休祝日になることが多くなりました。日曜日始まりだと日曜日からからの連休の状態をとらえやすくなります。

・現在の慣習 「月曜始まり」現在は役所も企業も土日が休みで週休2日が主流になっています。ですから、やはり仕事としては月曜日から始まり金曜日が終わり土日が週末で2連休になります。もちろん職種や業界によっても異なります。テレビの天気予報でも土日を「週末のお天気」という表現をしています。

・学生?社会人? 職業によっても大きく違います。学生さんは基本的に土日は休みとなります。また公務員や大手企業の会社員さんなどは月曜から金曜まで授業や出勤で土日はプライベート、休みとはっきりしています。そうすると月曜始まりの方がはっきりと区別できる状態になるでしょう。スケジュール帳なども書き込みやすくなるのではないでしょうか?また、土日が仕事がある人は日曜始まりの方がスケジュールが組みやすいという話を聞いたことがあります。

混乱

昨年、無印良品の卓上カレンダーを購入しました。なんとモノクロで月曜始まりでした。おおかた、土曜日は青、日曜日は赤で印字されているものが多いはずです。朝使う鏡台の横に置いてしまったものですから、何気に使ってしまうと壁にかかっているカレンダーは日曜始まりですので度々ややこしくなってしまった覚えがあります。

統一という合理的な考え方が国際的に出てきているようですが、世界中が大きく変動する事件がない限り根強い慣習は変わらないように思います。

使い分け

周りの人が「日曜」「月曜」のどちらを多く使っているでしょうか?使っている人が多い方を主流とした方がちょっとしたミスは少なくて済みそうですね。
慣れの問題もありますので、仕事やプライベートで分けておくのもひとつの手段でしょう。

まとめ

本来なら「月曜始まり」の方が個人的には使い勝手が良いのです。しかし、仕事とプライベートの手帳を2つ持ちしている場合に始まりが違うと混乱しかねません。毎年の定番カレンダーもしかり。現在は全部「日曜始まり」に統一しています。また土曜日は青、日曜日は赤と視覚ではっきり認識できるように色分けされているものを選んでいます。
いづれにしてもカレンダーやスケジュール帳を選んだり新調するのは楽しいですよね。
1年1度の楽しみですので、毎年いっぱい悩んで決めています。

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