前回は、食器用と洗濯用の中性洗剤の利用法をご紹介しました。今回は中性洗剤が住まいの中で大活躍をするお得な利用方法を説明いたします。意外と使い切れていない方が多いのではないでしょうか?
家庭内で中性洗剤が使える素材
中性洗剤の特徴は食器編でご説明しましたので今回は割愛します。食器編を見てくださいね。基本的には中性なので肌にも素材にも優しいです。プラスチック、木製、金属系、布等広い範囲で使用できます。けれどもニスや塗料等でコーティングされていない場合には素材に吸収され、シミがついたり素材を傷めることがありますので、最初に目立たない場所で試してから行ってください。自己責任でお願いします。
中性洗剤が使える場所は?
フローリング、テーブル、台所シンク・浴室(バスタブ・フタ・石鹸受け・シャワーチェアー・洗面器)・トイレ便器・壁・窓ガラス・カーペット・ぬいぐるみ・サッシ・網戸・照明・スイッチ・インターホン等、とにかく家庭内のあらゆる場所に使えます。中性洗剤を使ってみて落ちなかった場合にアルカリ性洗剤や酸性洗剤を使うのが賢い方法です。
中性洗剤の使用方法
住宅用の中性洗剤と言ってもお風呂用、トイレ用、リビング用、床用といろいろあります。主成分はPH4~6の中性洗剤です。基本は浸透・乳化・分散の働きで汚れに作用します。その中でも住宅用の中性洗剤は使う場所の汚れに対して特化した成分が含まれていいます。ですから、2度拭きが必要であったり、逆に不要だったり、コーティングしてくれる成分が含まれている製品もあります。場所や用途に合ったものを選び上手に使いたいものです。
比較的ツルツルした表面の素材の台所シンク、お風呂のバスタブ、便器等は中性洗剤の原液を数滴たらしてスポンジやブラシで汚れとなじませて使うのがベストです。なじんだら水やぬるま湯で洗い流します。
そのほかのプラスチックや布製品は、水やぬるま湯で薄めてタオルや雑巾を固く絞り素材を拭きましょう。水で洗い流せるものは中性洗剤が残らないように十分に洗い流しましょう。また、布製品や壁などは拭きあげたあとに水拭きを十分にして洗剤が残らないようにしましょう。
素材を傷めにくいのが中性洗剤の良いところで、本来なら食器洗剤だけでも日常的な家中の掃除は出来てしまいます。
中性洗剤の保管方法は?
保管方法はあまり神経質になることはないと思いますが、原液のまま保存しましょう。水で薄めたものは基本的に保存できません。薄めた時に別の混入物が入る可能性もあり変質の原因になります。大きな徳用サイズを購入する方もいると思いますが、必ず別ボトルに移してから水で薄めましょう。そして、直射日光に当たらない冷暗所に保管するようにしてください。やはりシンクの下や洗面所の下に保管している方が多いのではないでしょうか?未開封であれば変質することは稀ですが、必要以上のスットクはお勧めできません。
中性洗剤を使う際の注意点
中性洗剤といっても原液を使うと他の油分も一緒に取ることになり手を荒らしてしまいます。肌のデリケートな方はビニール手袋の着用をしたり、ハンドクリームでお手入れを守る必要があります。
また、素材によっては変色したり色落ちしたりしますので、心配な場合はいきなり原液を使わずに水で薄めて、目立たないところで試してから使用しましょう。そしてしっかりと中性洗剤が残らないように水で流すか水拭きをしてください。素材に中性散財が残っていると、シミや変色の原因になってしまいます。
まとめ
中性洗剤が1本あれば、家の中の汚れのほとんどを網羅してくれます。汚れの軽いものであれば、いちいち食器用や住居用などのいろんな洗剤を使い分けなくても良いのです。天然素材やエコ素材の洗剤も出回っていますので、地球にやさしい掃除ができるようになればいいですね。
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