トイレットペーパーは毎日使うものです。いつもドラッグストアに並んでいるトイレットペーパーを無造作につかんでレジへ行っていましたが、シングルとダブルが並んでいます。あれあれ?なんで?どこが違うの?と迷ってしまいました。そんなわけで、その違いを見てみたいと思います。
シングルとダブルは何が違うの?
一番の違いはシングルはロールに1枚で巻かれています。ダブルはロールに2枚重ねで巻かれています。当たりまえ。けれども、同じ紙質が巻かれているわけではありません。シングルは1枚で使っても破れないように紙質が厚く、しっかりと拭けるようになっています。ダブルはシングルよりも薄く柔らかい紙質を使い2枚重ねて強度を高めており、ふっくら柔らかく優しく拭けるようになっています。
どうしてシングルとダブルで2タイプあるの?
もともと日本では1枚の四角いチリ紙でしたよね。あ、知らない?(汗)。アメリカからトイレットペーパーが入ってきたようです。その時はトイレットペーパーはシングルのみでした。
紙は基本的に裏表があります。表は柔らかく、裏は少しザラザラ固めで触感が違います。シングルを使うと裏面が肌に触る確率が高くなり使用感が悪くなります。
それを解決したものがダブルです。裏面と裏面を合わせて柔らかい表面を出して触感を良くしています。ダブルは後発商品なのです。
トリプルもあった!
なんと、柔らかさを追求したトリプル3枚重ねがありました。ピュアパルプを原料にし、紙と紙の間に空気がいっぱい含んだ両面絹目エンボス加工がなされています。
痔主さん用ですか?包装も素敵で贈答品に使われているようです。
どれが一番お得かな?
ずばり、コストからみるとシングルですね。
ダブルもシングルも店頭ではほぼ同じくらいの値段で売っています。一般的には1巻きのシングルは60m位でダブルが30mくらいです。ほぼ倍の巻き加減になります。けれども紙が2枚重なっていたとしても、ホルダーから引き出す時に長さは半分になりません。すると1巻で使用できる回数はシングルで33回でダブルで16回くらいになります。シングルのほうがお得なのです。
ただし、シングルほうが製造過程においては手間がかかるそうです。私は2枚重ねるのだからダブルのほうが手間がかかっていると思っていました。シングルは紙質も厚く巻く時間も長くなるため、製造コストがダブルよりかかるそうです。
なぜ今もシングルとダブルが存在するの?
製造側からは全部ダブルにするという話もあったようです。しかし、シングル信者が根強く残っているため残っているようです。ちなみに関東のシングル率は40%で関西は70%なんだそうです。さすが関西って感じですね。
やはり、交換の回数の手間やコスパを考えると公共機関やオフィス、百貨店等ではシングルを選択することが多いようです。
まとめ
節約や経済的なことを考えるのであればシングルでしょう。柔らかさを求めたりや肌のトラブルのある人がいるのであればダブルになるでしょう。だからその時の立場で買う方を選んだら良いということが判ります。なるほどね。我が家では、取り替える回数が少ない方が良いのでずっとシングル派でした。ダブルの方が高級感があるのは私だけでしょうか?
ではでは!
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