珪藻土マットの黒いのはカビ?どうしたらいい?

数年前から話題になった「珪藻土」の風呂マット。この速乾給水性のあるマットを初めて使った時は大感激でした。そして、洗濯の手間がいらないのはこの上もなくありがたい便利ものです。最初は高かったのですが、最近はポピュラーになって手に入りやすくなりました。魔法のマットのようですが、やはりメンテナンスは必要です。ほったらかしにしておくと汚れてカビまで生えてしまいます。良いものを長く使っていきたいですよね。

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そもそも珪藻土って?

「珪藻土」けいそうどと読みます。土と思いきやもともとは植物の藻なんですね。珪藻という藻の殻の化石ということです。溜まったものが珪藻土というわけです。これには無数の小さな穴(孔)が開いていて、ここに水分をたくさん吸収する力を持っています。また、乾燥時には含んだ水分を放出する作用もあります。日本では昔から七輪や輪島塗などに使われている素材で、食べ物の増粘剤にも使われていたこともあるようです。

これカビなの?

はい、残念ながら黒いのはカビです。そもそもサラサラのイメージがありますが、高温多湿の風呂場の脱衣所に長時間放置してしますと、珪藻土は水分を吸うだけで放出することが出来なくなってしまいます。飽和状態。
そこに風呂上りに素足で乗ると、身体についている皮脂や脱衣所の埃などが小さな穴(孔)の中に入り込み、それがカビの御馳走となって繁殖してしまいます。

どうしたら良いの?

まず、カビを生やさないように乾燥した場所に置くようにしたいものです。風呂場の脱衣所は常に湿気の多い場所です。せめて使い終わったら立てて両面の通気性を良くさせておきましょう。それでも汚れたりすることは防ぐことはできません。
汚れてしまっても擦り洗いや洗剤では洗わないでください。上記で説明したように珪藻土には小さな無数の穴(孔)が開いています。水で洗ってしまうと、その穴(孔)にゴミが詰まってしまいせっかくの効果が無くなってしまいます。

メンテナスの方法①漂白剤

漂白剤をスプレーする。普通の漂白剤を薄めて吹き付けるのも良いですが、スプレータイプの漂白剤を吹きかけるのが一番簡単な方法です。広めに吹きかけて数分したら漂白剤を洗い流してください。黒い部分が無くなっていきます。色が変色する場合がありますので、吹きかけたら長時間放置はしないようにしてください。またここで擦るとゴミや余分な漂白剤成分が入り込んでしまいますので、あくまでも洗い流すイメージで洗ってください。

メンテナンスの方法②削る

紙ヤスリ(サンドペーパー)で削る。たぶん珪藻土マットを購入して時に紙ヤスリが一緒に入っていたのではないでしょうか?カビを見つけたらカビの生えた部分をすぐに削ってしまうのが良いでしょう。そのあとは洗い流すことはしません。そのまま浴室で粉を叩いて終わりでそれでもす。カビの範囲が狭い場合はこの方法のほうが早いのではないでしょううか?

まとめ

洗濯がいらないのでかなり便利な珪藻土マット。それでも長い間使っていれば汚れてくるのも仕方がないこと。とにかくカビは湿気が大好きです。珪藻土も風通しをよくして乾燥させておくことが大切です。もしカビが発生してしまったらすぐにメンテナンスをしてあげましょう。せっかく購入したのですから、長くキレイに使っていたいですよね。これも大切な節約技でもあります。

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