春になってきましたね。(花粉症が辛いです)
最近、都会ではちょっと珍しいフキノトウをもらいました。庭で採れたこのこと。
喜んでいたところ知人が「これって何?」と質問してきました。
そうか~、フキノトウって名前は聞いたことはあるけど実際見たことないアラフィフもいるのねーってことで
ちょっと解説します。
蕗の薹(ふきのとう)
漢字で書くと「蕗の薹」と書きます。こう書かれると書けないところか読めないですね。
「薹」(とう)というのは、花軸や花茎のことを指す漢字です。小学校や中学校で習っていない漢字ですね(汗)
直訳するとふき(蕗)の花軸=ふきの「花のつぼみ」です。
ふきはご存じの通り山菜です。日本が原産国で全国の野山に自生するキク科フキ属の多年草です。
春の芽吹いた時期に、花が開く前のつぼみを食します。
食べ方
ふきのとうの食べごろは、つぼみが大きくなる前がベストです。
なぜならば、大きくなるにつれてアクが強くなり苦味が増してしまいます。小さい方が柔らかく美味しいのです。
苦味の好みは人それぞれですが、アクを抜いて上手に春の味を楽しみたいものです。
選び方
できるだけ小さくつぼみが固く閉まった感じのものが良いでしょう。すこし色の薄い黄色ががったものの方が柔らかく食べやすいでしょう。
大きく中から花芽が見えている物は苦味が強いです。これはこれで、大人の味で美味しいのでアクを抜いて下処理をきちんとしながら食べれば問題はないです。
また、時間が経つとどんどん苦味が増してきますので、手に入ったらすぐに茹でてアク止めをしてください。
重曹を使う人もいるようですが、そのままたっぷりのお湯で茹でれば問題ありません。
代表的な調理方法
・天ぷら
・酢味噌和え
・ふき味噌
栄養は
山菜の多くに含まれるアルカノイドがふきのとうにも含まれています。
このアルカノイドには肝臓や腎臓に良いと言われて、機能を高めると言われています。
そのほかに食物繊維やビタミン類も含まれていますが、季節もので1回にたくさんの量を食べるわけではないので、個人的にはあまり期待して食べなくても良いのではないかと思っています。
余談
ふきのとうが大きくなって蕗(フキ)になるわけではありません。たけのこのように竹のようにになると思っている方もいると思います。
ふきのとうはそのまま花が咲くとそのまま枯れてしまいます。蕗(ふき)は地下で花の咲く部分と葉の伸びる部分が違います。葉の部分が伸びると私たちの知る蕗(ふき)になるのです。
まとめ
子どもの頃に祖母の家の畑で、フキノトウを蹴って飛ばして遊んで怒られてのを思い出しました(笑)
今考えると勿体ない話ですが、春先に土地のしたからニョコニョコと顔を出しているのが当たり前の風景でした。
今は春の貴重品ですね。
苦味は、植物が採取されないための武器なのでしょう。また、子どもの頃はこの苦さがたまらなく嫌でした。
大人になるとこれが御馳走になるのですね。
短い間の春の味です。もう1回くらいスーパーで買って楽しみたいと思います。では。
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