中性洗剤とは?食器洗い編

自炊する時間も増えて洗剤を使う回数も増えました。先日、ドラッグストアに食器用洗剤を買いに行きましたが食器洗い洗剤の裏に「中性洗剤」と書いてありました。「中性」って何だろう?男性女性?中性=おかま?ってことはないだろうけど(笑)。どういう意味なのか、そして特徴をご説明いたします。

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中性洗剤とは

名前の通り「中性」の性質をもつ洗剤です。
性質には「酸性」「アルカリ性」「中性」と3つに分類されています。。最近では「弱酸性」「弱アルカリ性」と分類も少し多様化して5つに分類されることもあるようです。この名前は理科の時間に聞いたことのある言葉だと思います。

液性は0~14の数値で表されています。単位はPh(ピーエイチ)です。ペーハーと読む人もいますが、昔の読み方(ドイツ語由来)で今は素直に英語読みです。
下記の図の通り、単純に0に近いほど酸性で14に近いほどアルカリ性、中間の6~8辺りが中性になります。液性

汚れにより、「酸性」「アルカリ性」「中性」の向き不向きがあります。

中性洗剤の成分

中性洗剤の主成分は界面活性剤です。中性洗剤に限らずどの洗剤にも使われています。
界面活性剤の親水性と親油性の両面の性質を持っています。簡単に言うと、本来混ざり合わない水と油を混ぜ合わせやすくする作用があるということです。

中性洗剤の特徴

人の肌の健康な状態は、弱酸性pH4.5~6.0くらいが良好な状態です。
「アルカリ性」の強い洗剤は、肌にとっては刺激が強くなるので肌荒れの原因になることがあります。
また「酸性」の強い洗剤だと、対象のものが変質変色する場合や肌の表面が溶けて荒れることになります。ですから、日常の洗い物をする場合に「中性」の場合には人にも物にも優しく対応ができるのです。逆に「酸性」と「アルカリ性」の両方の良い部分を有しているために、洗浄力が強いというわけではありません。日常の鍋や食器の洗浄に向いている洗剤です。また、食器用と記載されていますが浴室やトイレの簡単な汚れ落としにも使用することが可能です。

使用のポイントと注意点

中性洗剤は、素材を傷めないので用途が広いことが長所です。陶器、お椀、まな板、プラスチック、ステンレス、ゴム類などに気にせず使うことができます。ただ、泡立ちが良くなるように作られているため、使いすぎて水で流しても泡切れができなかったり、ゴシゴシ擦って素材に傷をつけたりしないようにしましょう。また、説明書きを読み使用量には注意をしましょう。

また、他の洗剤などと混ぜて使うのもやはり危険です。基本的には安全ですが、洗浄力が低下する場合がありますので避けるべきです。

活用の方法

食器洗い等

台所周辺にはほとんどの場所で使用することができます。スポンジ等で十分に泡立てて使うと、油のギトギト汚れやコンロやグリルの手ごわい汚れに活躍してくれます。ただし時間の経った汚れは苦手なので、その日のうちついた汚れに向いています。最後に残った泡でシンクの汚れも洗い流すときれいになります。

トイレ

意外ですがトイレにも利用できます。成分は界面活性剤とほとんど同じです。日常の簡単なトイレ掃除であれば食器用と兼用できます。ただし、泡立ちが多いので量には気を付けましょう。

フローリング

もともとフローリングは水拭きを嫌います。原液ではなく水で希釈して雑巾で固く絞ってから汚れた表面を拭きあげましょう。原液はフローリングを傷めたり変色したりするので気を付けましょう。

浴室

お風呂専用洗剤も販売されています。皮脂汚れや水垢汚れに対応しているものが多いのですが、中性洗剤は中和させて汚れを落としてくれるので浴室の掃除も可能です。風呂用洗剤と同様に使用してください。カランなどの金属部分は原液でも大丈夫です。日常の汚れであれば中性洗剤で十分に汚れは落ちます。また他の専用洗剤を買わなくても良いので、コスパも置く場所も節約できます。

まとめ

食器用洗剤といっても、食器以外にもいろんなところに利用できるのですね。1本あれば家中のかなりの範囲で掃除することができます。再発見と言ってもいいのではないでしょうか。我が家はチャーミーグリーンからキュキュット除菌に変更したところです。中性洗剤もメーカーによっていろんなものが発売されています。そこら辺もちょっと勉強してみようと思います。はい。

 

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