数年前にブームになった塩麹。今では市民権を得て料理上手な主婦の冷蔵庫には1個くらい入っているのではないでしょうか?今では入りっぱなしになっている人もいるのではないでしょうか?勿体ない!
もう一度塩麹の魅力を見直してみましょう。
塩麹っていったい何?
塩∔麹=塩麴です。塩は判ると思いますが、麹のほうです。麹とはカビです。え~っって思われる方がいるかと思いますが食べられるカビです。そして、名前はそのままコウジカビです。日本古来の醤油や味噌などに使われている伝統的な調味料の原材料です。安心してください。
そのカビを米や麦にカビを混ぜて繁殖させたものです。米なら米麹、麦なら麦麹、大豆なら豆麹です。米や麦に含まれている炭水化物(でんぷん)やたんぱく質を分解酵素を発生しながら増えます。その酵素を利用しているのです。保存性が高いため、冷蔵の技術がなかった時代にはとても貴重なものだったようです。
塩麹の効果・効能について
冷蔵庫が普及した現代では保存に関しての効能はひつようないと思います。それでも塩麴には、たくさんの効果・効能があるのです。
疲労回復効果
塩麴の成分にはビタミンB群が多く含まれています。その中のビタミンB1は炭水化物(糖質)をエネルギーに変換し、ビタミンB2は資質やたんぱく質をエネルギーに変換するため疲労がたまった時に塩くじを摂取すると回復させる効果があります。疲労回復に役立ってくれます。、動脈硬化などの生活習慣病を予防する
生活習慣病の予防
塩麴が発酵することで必須アミノ酸が生成するペプチドが発生します。このペプチドが血液のサラサラの手伝いをしたり、脂肪を分解しやすくする手伝いをします。その結果、中性脂肪やコレステロールをおえて予防をしてくれます。
高血圧の予防
塩麹麹を使うことによってアミノ酸の旨味が多くなり、塩の使用が少なくて済みます。減塩が出来ることによって高血圧の予防に役立ってくれます。また、アミノ酸の働きで血液をサラサラにする効果もありますので、血圧を上げなくする手助けもしてくれます。
腸内環境を整える
塩麹は発酵食品なので酵素が能くさん含まれています。その中のアミラーゼ酵素は、米のでんぷんを分解してくれます。そのでんぷん分解の過程でオリゴ糖を作ります。オリゴ糖は、私たちの腸の中にいる善玉菌のビフィズス菌を増やす餌の役割をします。善玉菌が増えると腸の調子を整え免疫力を上げてくれます。腸が弱い方の下痢や便秘などの症状を整えてくれます。
美肌効果
麹菌から発生するα‐エチルグルコシドは水分保持の効果があります。もちろん塩麴にも含まれています。このα‐エチルグルコシドを食べる、塗る、貼るなどで短時間で効果が発揮できます。保湿が出来ることにより、肌の潤いを保ち美白を促してくれます。化粧品やサプリに入っていることも多くなりました。
どうやって使うの?
塩麴の麹には酵素がたくさん含まれています。酵素は熱に弱く70度位になると、効果が弱まってしまいます。ですから、生で食するのが理想的です。ドレッシングに入れてサラダにかけて食べたり、醤油やソースに混ぜる、生野菜と和えて漬物風も良いでしょう。
しかしながら、毎回そんなこともできないでしょう。ですから塩麹の酵素の力を利用して、肉や魚の下処理をして風味を付け食材を柔らかくして食べる方法もあります。
まずは気兼ねなく、いろんな食材でトライしてみてください。レパートリーが間違いなく広がります。
まとめ
マンネリ化した毎日のおかずに悩む日々です。先代からの知恵調味料、塩麴があると新しい世界が広がります。食べれば身体に良いことばかりです。冷蔵庫に残っていた塩麴。我が家でも週1回のペースで再び食卓に出そうと思います。次回は塩麴料理レパートリーの紹介をしようと決意!!
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